[本]サマンサタバサ 世界ブランドをつくる
―日経MJ(流通新聞)2007年8月3日号より―
寺田 和正・著
日本経済新聞出版社・発行
海外有名ブランドが圧倒的な存在感を誇るファッションバッグ。この
世界にあって、20代の女性を中心に支持層を集めているナショナル
ブランドがある。寺田和正氏が立ち上げた「サマンサタバタ」だ。
快進撃の秘訣について、創業社長が書き下ろした。
論旨は極めてシンプルだ。うそをつかず、常に100%を目指して努力
し続ける社員・販売スタッフ=「良い人」。ショップで輝きを放ち、
凛とした“たたずまい”を見せる商品=「良いもの」。あのセレブも
持っているんだとファンに驚きと喜びを提供するプロモーション=
「良い宣伝」。ブランドに最もふさわしい立地で、商品とお客との
楽しい出会いを演出できる店=「良い場所」。
ブランド構築には、この4つの「良い」要素が必要とされるが、それらの
実現を愚直に追求することこそが、成功の秘密といい、これらの4要素に
ついての考え方、取り組み方などを自らの体験を交えながら明らかにして
いく。
「シンプルさに従うことが難しい社会だからこそ、感じた通りに、まっす
ぐいくことに価値がある」――。こんな発想に基づく同ブランドの試行
錯誤と急成長には、ファッションビジネスとは無縁のビジネスパーソン
にも参考になる部分が多い。
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