[本]そうだったのか!団塊マーケット
―日経MJ(流通新聞)2007年4月20日号より―
松本 すみ子・著
経済法令研究会・発行
2007年から、団塊世代は退職の時期を迎える。
過去にも様々なムーブメントを起こしてきたこの世代が、
仕事から解放されて自由な時間を手に入れたとき、
どんな消費行動をとるのか、今注目の的だ。
本書は、豊富な事例やデータを基に、団塊世代の実像に迫った。
この世代が生まれてから現在まで、どんな意識を持ち、
行動してきたかと振り返り、今後を予測する。
金融、旅行、教育、スポーツなど、各分野にすでに立ち上がって
いる団塊向けの商品やサービスを概観し、今後何が必要と
されるのかを占う。
団塊世代向けのビジネスを考えている起業や個人にとって、
最適の入門書といえる。
本書があぶり出すのは、手に入れた自由な時間を有意義に
使おうとする活動的な団塊世代の姿だ。
ファッションや流行に関心が高く、携帯電話やインターネットも
自由に使いこなす。社会に貢献したいという意欲も旺盛だ。
例えば旅行では、かつての「カニ族」よろしく、一人で気ままな
旅を楽しむ層があらわれると予測する。
音楽でも、ただ聴くだけではなく自分で楽器を演奏する
“参加型”のニーズが増えると説く。
従来型の「シニア向け」プランの枠には収まりきれない新たな
需要が発生するという見方は新鮮だ。団塊世代への期待が膨らむ。
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