[本]外食の天才が教える発想の魔術
―日経MJ(流通新聞)2007年6月8日号より―
フィル・ロマーノ・著
日本経済新聞社・発行
日本フードサービス協会のまとめる外食売上高は最悪期を脱し、
徐々に上向いてきている。だが、競合が緩んだわけではない。
新機軸を次々に打ち出していかなければ落後者となってしまう。
そんな外食産業を生き抜くアイデアが詰まっているのが同書で
ある。
プロの料理人が作る料理を楽しめ、日本のデパ地下にも多大な
影響を及ぼしたとされる惣菜店「イーチーズ」や、グルメな
大人のためのハンバーガー・チェーンを目指した「ファドラッ
カーズ」……。
米国でユニークな店舗を次々に開発、「業態開発の天才」「天才
コンセプトメーカー」と呼ばれ、世界中のフードビジネス関係者
から熱い視線を集める異色のレストラン経営者、フィル・ロマーノ。
顧客をあっと言わせる店舗作りやユニークなプロモーションのコツ、
斬新なアイデアを実現するための注意点を、自らの半生を振り返
りつつまとめている。
9歳の息子のために、自分がやってきたことをすべて書き残して
おきたいとの動機からスタートしているだけに、数々の失敗した
事例などについても触れ、かつやさしい文章で書かれているのも
特徴。
企画やアイデアがモノをいう仕事をしている人や起業家を目指す
人たちにも得るところは多い。
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